営業の魔法・後編──肯定暗示話法から始める“行動を促す”+“心を整える”営業術

営業の魔法, 肯定暗示話法, 営業トーク術, 営業マインド, 営業の悩み, 営業初心者, セールスコミュニケーション, 営業スキル, 中村信仁 ヒント

この記事は『営業の魔法』をテーマにした2部作の後編です。
前編では「瞬間の沈黙」「売らない営業」「質問話法」など、営業の本質に迫る技術を解説しています。
👉 営業の魔法・前編はこちら

はじめに:予告した“魔法”から、営業の未来を描こう

前回の記事では、営業の悩みを突破する12の魔法の中から「瞬間の沈黙」「売らない営業」「質問話法」を深掘りしました。
今回は、予告していた「肯定暗示話法」からスタートし、相手の行動を促す魔法営業マン自身の心を整える魔法を解説していきます。

営業は“言葉”と“心”で動かす仕事。
成果を引き寄せるための魔法を、今日から使える形でお届けします。

魔法①:肯定暗示話法──相手の未来をポジティブに描く

営業の場面で、相手が「やるかどうか迷っている」時に、未来の成功をイメージさせる言葉が大きな力を持ちます。

  • 「この提案で、〇〇さんの業務がもっとスムーズになりますよ」
  • 「導入後は、きっと〇〇の成果につながります」

こうした言葉は、相手の不安を和らげ、前向きな決断を後押しします。
営業は“売る”のではなく、“未来を一緒に描く”仕事なのです。

使い方のヒント:
・相手の課題を明確にした上で、改善後の状態を具体的に伝える
・「きっと」「もっと」「スムーズに」など、ポジティブな副詞を活用する

魔法②:推定承諾話法──自然な流れで行動を促す

「〇〇してもよろしいですか?」と聞くよりも、
「〇〇しておきますね」と前提で話すことで、相手は自然に受け入れやすくなります。

  • 「では、来週の火曜にお伺いしますね」
  • 「この資料、明日までにお送りしますね」

この魔法は、相手に“断る理由”を与えず、行動の流れをつくる技術です。

使い方のヒント:
・相手の都合を尊重しつつ、自然な流れで話す
・「〇〇しておきますね」の語尾で柔らかく伝える

魔法③:二者択一話法──選択肢で意思決定を促す

「やりますか?やりませんか?」ではなく、
「AとB、どちらが良いですか?」と選択肢を提示することで、相手は前向きに決断しやすくなります。

  • 「訪問は火曜と木曜、どちらがご都合よろしいですか?」
  • 「AプランとBプラン、どちらがご希望に近いですか?」

この魔法は、相手に“選ぶ楽しさ”と“納得感”を与える技術です。

使い方のヒント:
・どちらを選んでも前向きな結果になる選択肢を用意する
・相手の価値観に合わせた選択肢を提示する

魔法④:陽転思考──失敗を力に変えるマインド

営業は断られることが当たり前。
でも「NO=成長のチャンス」と捉えることで、落ち込まずに前進できます。

  • 「断られた理由を分析して、次回に活かす」
  • 「この経験が、次の成功につながる」

この魔法は、失敗を“経験”に変える力です。

使い方のヒント:
・営業日報に「気づき」を書き出す習慣をつける
・自分を責めるのではなく、改善点を冷静に見つける

魔法⑤:人間力──“NO”を受け止める器を育てる

営業は技術だけでなく、人としての器が問われる仕事。
「NO」を受け止め、相手を責めず、自分を磨く姿勢が信頼につながります。

  • 「断られても、相手の立場を理解する」
  • 「感情的にならず、冷静に対応する」

この魔法は、営業マンとしての“厚み”を育てる力です。

使い方のヒント:
・相手の言葉を否定せず、まず受け止める
・自分の感情をコントロールする習慣を持つ

まとめ:営業は“魔法”ではなく“積み重ね”で変わる

『営業の魔法』に登場する技術は、どれも特別な才能ではなく、日々の実践で身につく人間力です。

相手の行動を促す言葉、自分の心を整える思考──
この2つが揃えば、営業はもっと楽しく、成果につながる仕事になります。

あなたが今日使ってみたい“魔法”はどれですか?
ぜひコメントやSNSで教えてください。

参考リンク

前編もあわせて読むと理解が深まります

『営業の魔法』前編では、営業の悩みを突破するための基本技術──
沈黙・価値提供・聞く力について詳しく解説しています。

▶ 第1部:営業の魔法・前編はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました